hop 仕込みに必要な道具 hop

ビールの仕込みに必要な道具は次のとおりです。
仕込み方法、仕込み量によって必要な道具のサイズが異なります。予めご確認ください。


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仕込み方法と仕込み量によって必要な鍋の個数、サイズが異なります。大きな鍋を使うほど、ビールの味が向上します。なお、仕込み後に鍋に臭い等が残ることはありません。ビール仕込み用および調理用として兼用できます。

<ご参考>標準的なパスタ鍋の容量はおよそ6.4リットルです。

 A:「エキス&スペシャルモルト」仕込みの場合


 B:「パーシャルマッシング」仕込みの場合(大小2個の鍋が必要です)

 C:「フルマッシング」仕込みの場合(大小2個の鍋が必要です)

*:鍋(大)、鍋(小)の材質について
ステンレス製をお勧めします。
ホーロー製
(鉄の芯にガラス質のコーティング)でも問題ありませんが、取り扱いの不注意からホーローの表層に「欠け」が発生しやすく、その場合耐久性に問題が発生します。
アルミ、アルマイト製では、一時的な(1〜3回)使用は問題ありませんが、酸性のウォート(発酵前のビール)を煮込むため、長期使用では腐食します。さらに、アルミはアルツハイマーの原因物質との説もあります(もちろん「無関係」との説もあります)。
鉄製の鍋はビールの質に悪影響を及ぼします。
銅製
の鍋はプロの設備としては「麦汁中の硫黄化合物が取り除かれ香味がすっきりとしたビールになる」とされていますが、サイズや価格の点で実用的でありません。



●発酵容器
仕込量の1.2倍以上の容量(例えば5リットル仕込みなら6リットル以上)の密閉できる容器が必要です。梅酒ビン、アウトドア飲料用ポリタンク、タッパー容器、大きめのペットボトルなどが利用できます。5リットルのビールを2リットルのペットボトル3〜4本に分けて発酵させることも可能です。なお、透明な材質であれば発酵中の様子を詳しく観察することができるため、より好都合です。 (→詳しい説明がこちらにあります)

ご注意:ガラス製、あるいは飲料・食品用のプラスチック製の容器を使用してください。
食品用途以外の容器(例えば釣り用、塗料攪拌用のプラスチック製容器等)は有害重金属類が含まれている可能性があります。



●ペットボトル
できたビールを詰める容器です。炭酸飲料(コーラ、サイダー等)用のペットボトルが仕込量分(例えば5リットル仕込みなら500mlボトル10本、あるいは1リットルボトル5本)、キャップも必要です。キャップは過半数がメーカを問わず共通規格品ですが、一部寸法が異なる物もあります。不適当な組み合わせでは、炭酸ガスが抜けることがあるため、元から付いていたキャップを(親子ペアで)使うことをお勧めします。

ペットボトルの残臭のとりかた
コーラなどの強い臭いの飲料のボトルにビールを詰めた場合、元の飲料の臭いがビールに付くことがあります。特に淡色系のビールやホップの香りが弱いビールの場合気になることがあります。このような場合は次のいずれか方法で残臭をとることができます。
 A)水で薄めた塩素系漂白剤をペットボトルに入れ、一晩置き、濯ぐ。
 B)ペットボトルに小さじ2〜3杯の塩と水100ccを入れ良く振った後濯ぐ。
 C)米のとぎ汁をペットボトルに入れ、一晩置き、濯ぐ。



非炭酸飲料(ジュース、お茶等)用のペットボトルは耐圧が低いため原則としてお勧めしませんが、いくつかの注意をお守りいただければ使うことも可能です。(→詳しくはこちらをご覧ください)

ビールをビール瓶に詰めたいときは
できたビールをビール瓶に詰める場合は打栓機と王冠が必要です。(→こちらでもお求めいただけます)
バネ蓋式のビール用耐圧ガラス瓶(グロールシュ等)や陶製瓶(→photo=14.8KB)を使えば、打栓機は必要ありません。そのまま詰めることができます。



●台所用ざる
パーシャルマッシング仕込みの場合のみ必要です。普通の台所用。できればステンレス製、プラスチック製も可。編み目の細かいものは目詰まりするため不可。引っかけと取っ手が付いているものが使いやすいですが(鍋(大)の上部で保持するため)、普通の丸いものでも可。仕込み量によって最低必要なサイズが異なります。

●ロイタータン
フルマッシング仕込みの場合のみ必要です。

●棒温度計
0〜100℃までの液温を測る温度計。

●おたま
普通の台所用

●じょうご
台所用のアルミあるいはプラスチック製、直径12cm(できれば15cm)以上のもの

●ビニールチューブ または シリコンチューブ
ビールの移し替えや瓶詰め時に使用します。(→こちらでもお求めいただけます)

1.ビニールチューブの特徴:
安価ですが劣化するため半年〜1年で交換する必要があります。また、熱に弱いため煮沸消毒はできません。曲げ癖が付きやすく、この場合取り扱いが多少面倒になります。
2.シリコンチューブの特徴:
柔らかく簡単に指でつぶすことができるため瓶詰め作業が非常に楽に行えます。曲げ癖もつかず半永久的に使えます。耐熱温度が200℃のため煮沸消毒可能です。使い勝手が非常に良いため、多少高価ですがこちらをお勧めします。



●計量カップ
台所用、できれば500ml〜1000mlのもの。仕込み水の量をはかります。

●台所用塩素系漂白剤(キッチンブリーチ、キッチンハイターなど)
容器、器具の殺菌に使用。19リットル仕込みで100ccくらい。

●台所用ラップ と アルミホイル
少々(アルミホイルはなくても可)


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