hop サイホンのテクニック hop

ビールキット添付のレシピノートから、サイホンのテクニックについてそのまま抜粋します。


サイホンの練習: ビールが発酵している間に、瓶詰め時のサイホンの練習をします。コツを掴めば簡単ですがいきなり本番では必ず失敗します。


サイホンはコツを掴めば簡単です。

初めにサイホンチューブの先端(ビールの出口側)5cmくらいにラップを巻きます(チューブの穴を塞がないように)。サイホンの呼び水(口でチューブを吸う)の際、口腔内の雑菌でビールを汚染しないためです。

@:サイホンチューブのラップを巻いていないほうの先端をビールの中程に挿入します。底まで挿入すると澱を吸い込んでしまいます。慣れないうちはラッキングチューブを使うか、他人に手伝ってもらうと簡単です。

A:液面からサイホンチューブの頂上までの高さをできるだけ低くします。

B:液面からサイホンチューブの谷底までの長さを十分大きくとります。

C:サイホンチューブの反対側の先端は液面よりも20cm以上上に上げます。

@〜Cの位置関係を保ったままで、ラップで覆ったチューブの先端に直接口をつけ、チューブを口で少し吸います(呼び水)。口が直接サイホンチューブに触れないように注意してください。
このとき、ビールがDの位置よりも下流にくるまでチューブを吸えば、後は自然にEの位置までビールが流れ込み、平衡して止まります。この状態になったらチューブに巻いたラップをずします。

チューブ内のビールはE=液面の位置で平衡しています。チューブの先端を液面以上に上げておけば決してビールが流れ出ることはありませんが、液面よりも下げれば流れ出ます。
   
チューブを先端から20cm位の位置で親指と人差し指でしっかり摘みます。チューブの先端をビールを詰めるボトルの底まで差し入れてから、指を緩めるとビールがボトルの中に流れ込みます。
流れを止めるときは指でチューブを摘みます。あるいは液面以上にボトルを上げることでも流れは止まります。


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