『インディアペールエール+チョコレートモルト=ラオホ』  福島県 島尾様 2010.08.20_7掲載

美味いっ!

スモーク香が足りないのが難点といえば難点ですが、怪我の功名、かえってそれがゆえに飲みやすいビールになったように思います。ベースのインディアペールエールは大正解です。



左が当醸造所の、ラオホ風(^_^;)                 右が、インターナショナル・ビアコンペティション2006ボトル部門銅賞(樽部門銀賞)受賞の 猪苗代地ビールのラオホ。  

いやはや、色や透明感は全くの同じ。黒くもなく赤くもなく、透かしてもナニしても全くの同 じ。奇遇ですなぁ(^_^;)     



ニッチモbeerの方が泡が多いのは、上面発酵&出来たてのせいで、決して意図的に泡を多くし ているわけではありません。下面発酵の場合、泡の量&持ちは上面発酵より少ないように思い ます。


味?味は全然違いますね(^^;;

ニッチモbeerのラオホは“ラオホ風”ですからして、酵母が違う。
ベースになっているインデ ィアペールエールのコクのある深みと苦み、エールイーストの上面発酵による華やかさとホッ プの香り、チョコレートモルトから抽出されたほんのりと甘い黒。その全てが絶妙に混じり合 い大変美味しいビールが出来上がりました。


ただ1点、スモーク香が足りないのが欠点です。
そこへいくと、猪苗代地ビールのラオホは、スモーク香満点!グラスを口に運んだときや飲み 干した時にフワッっと独特のスモーク香が広がります。味はラガーイーストを使った下面発酵 ですから、あまりコクもなくすっきりあっさり。そのあっさりさがスモーク香を一層際だたせ ているのかもしれません。

「ラオホ」は“通好み”のビールとか“クセになる”ビールとか言われますが、クセのある個 性がそうさせるのだと思います。多分、ハッキリと好き嫌いが別れるビールのような気がします。
例えば、八丈島のクサヤのように(((^^;;

その意味では、スモーク香を押さえてあまり黒くぜず、エールイーストを使った華やかな味の 「ラオホ風」の方が飲みやすく、万人受けするかもしれません。
あっさり系にしたい時はゴールデンエールベース。コクと苦みを楽しみたいときはインディア ペールエールベースが良いように思います。            




このページの写真と文章は、島尾様のご厚意により、ホームページから、転載させていただきました。




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