hop シリンドロコニカル ファーメンター hop

シリンドロコニカルファーメンターについて


Cylindro-conical_Fermenter :円柱と逆円錐を組み合わせた形の発酵容器です。
日本人が考案し、ビール醸造の大幅な合理化を実現した「アサヒタンク」を原型とし、発展したものとされています。
構造上、容器の底部に沈んだイーストの澱を、いつでも任意量取り出すことができます。
従って、工程ごとにビールを新たな容器に移し替える必要がなく、主発酵・後発酵〜熟成までがワンタンクで終了します。

写真は、*** が開発中の試作品を、モニターとしてお借りしているものです。非常に雑味の少ないクリアなビールを造ることができる、優れた発酵容器です。

ホームブルーイング用の小型容器の扱いをはじめました (固有名詞を非掲載に、コメント追記しました2011.02.07)




ホームブルーイングで使用する場合の手順と利点

手順
1)滅菌したファーメンター(発酵容器)にウォートを移し替え、エアレーションの後、イーストを投入します。
2)イースト投入後1〜4時間経過した時点で、底部に堆積した澱を抜き取ります。
3)イーストを次回の仕込みに使い回す場合は、発酵が収まりかけた時点で底部に堆積したイーストの澱を底部より抜き取り、保存します。
4)発酵が収まったら、ダイアセチルレスト(高温で2日間ほどの熟成)を経て、底部に堆積したイーストの澱を抜き取ります。
5)このタンクのままで、二次(後)発酵に入ります。
6)二次発酵が終了したら、新たに堆積したイーストを抜き取り、瓶あるいは樽に詰めます。


利点
1)雑味が少ないクリアなビールになります。
2)良いコンディションのイーストを選別して、汚染のリスクなく採集することができます。
3)移送、ラッキング時の雑菌汚染や酸化のリスクが少ないです。



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