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●写真撮影に使えるホールホップを探しています。(2004.06.12掲載/2004.06.14解決しました)

写真撮影用にホールホップを探しています。緑色の新鮮な鞠花が20〜30個必要です。
近所に自生しているのをご存じのかた、自家栽培されていらっしゃるかた、ぜひ分けてください。

東京都 M様からいただきました。

情報ありましたらアドバンストブルーイングまでお知らせください。

2004.06.13追記
送っていただけるかもしれません。


●・AHA 2004 ホームブリュウコンペの参加方法について教えてください(2004.04.05掲載/2004.04.08解決しました)
  ・予選通過しました (2004.05.07追加掲載)
掲載情報を
AHA Homebrew Competition 2004のページに移動しました。(2004.05.10)


●キリン生樽サーバーの炭酸ガスカートリッジについて教えてください(2004.03.09掲載/2004.03.17終了)

キリン生樽サバーに使用されています炭酸ガスカートリッジですが、市販されています8gカートリッジが利用できますか?
ご存知の方教えて下さい。

京都府、M様より投稿いただきました。
ご存じのかたは当店まで。

2004.03.17追記
投稿者より下記メールをいただきました。
「DIYコーナーの掲載ありがとうございました
樽生用炭酸ガスカートリッジはキリンビールで購入可能なようです
インターネットで買えるようです、酒屋さんでは解かりません
5本で800円です(TAX 送料別)」


●コンボリュータスチラー (2004.02.21掲載)

↓画像1
↓画像2
↓画像3

最近はイジルところも尽きたように思ってましたが、チラーの冷却能に満足がいかなくなって、Beer, Beer & More Beer のコンボリュータスチラーと言うのを購入、早速使ってみました。

今までカウンターフローやインマージョンタイプも使っていましたが、手入れの手間や冷却能力に不満を感じるようになりました。このチラーもカウンターフロータイプなのですが、従来のチラーと大きく違うのは、内管が名前のとおりーconvorutedー螺旋状に捻られた構造になっており、このためウォートは通過する際に攪拌されて、より効率的に冷却されると言うものです。また銅管の径が太く、全長が短いため目詰まりしにくく、清掃性や排水性にも優れると考えられます。

画像1(画像をクリックすると拡大されます)
何やら大げさな装置に見えますが、ステンレスの角パイプで架台を作り、これに単に本体を置いているだけです。冷却水は左下のコックが付いているパイプから入り、右上のパイプから排出されます。ウォートはポンプで左上のパイプ(フレキ管)から入り、右下のパイプ(温度計のあるところ)から出て、再びボイリングケトルに戻します。
この冷却システム?はボイリング終了15分前に、まずポンプを作動させ沸騰したウォートを循環。これにより配管系全体が煮沸消毒されます。
そしてボイリング終了後、最後のアロマホップを投入し10分過ぎたあたりから、冷却水のコックを開けウォートの冷却を始めます。この装置では冷却されたウォートを所定の温度に下がるまで循環させますので、温度は確実に下がります(ちなみにケトルのホップスクリーンの下にフィルターをいれてありますので、コールドブレイクの除去も同時に行います)ウォートのリターン側のホースは熱湯が通るため、熱に強いブレードシリコンのものを使っています。

画像2
リターン側のケトル内側の画像です。ウォートが内壁に沿って流れるように角度を与えてあります。これにより過流を生じるので、ワールプールを形成させてトゥーブ?を集めます。

画像3
各配管です。各配管はクイックディスコネクトで接続してあるだけですので、使った後は全部外して水道水で洗い流します。チラー本体も架台に載せてあるだけですので、外して立てて置けば、管の径が太い分、容易に排水されます。

鹿児島県 F様 より投稿いただきました。


●自作RIMS (2004.01.23掲載)
鍋・おたまと温度計でのマッシングを数回やりました。しかし面倒で、温度を再現性よく均一にするには職人的な技が必要だと思えたのでRIMSを自作しました。

↓ photo1
↓ photo2
↓ photo3

photo1
HAKKO製1KWのカートリッジヒーター(SLW1103)をPID制御しています。ラインヒーター部は水道用パーツ、ポンプはSL-06K(エレポン化工)。マッシングとスパージングはバルブを切り替えて行います。気掛りなことは、ラインヒーターの入口がヒーターの発熱部分より上にあること、つまりヒーターの発熱部分の一部が配管のデッドスペースになってしまっていることです。3回ほど使用しましたが、今のところ焦げ付きはありません。ある程度流量があれば大丈夫のようです。

photo2
マッシュタンは直火にかけられるように、バルブの取り付け部分は溶接してもらいました。ファルスボトムには「28cmパンチングためざる」というものを使いました。30cm寸同鍋に微妙な隙間を残して入ります。この隙間を、裂いたシリコンチューブで巻いて埋めました。一作目はステンレスボルトでざるに3本足を付けましたが、強度不足でゆがんでしまいました。今回は、輪切りにした「28cmパンチングざる」を台にしました。

photo3
マッシング中、温度は安定しています。マッシュアウトのために68℃から76℃に加熱するとき、1KWのヒーターだけではちょっと力不足を感じますが、まあ使える範囲内だと思っています。70℃ちょっとのお湯を用意しておけば設定した76℃に加熱できるので、スパージングは非常に楽です。

静岡県 永田様 より投稿いただきました。


●ビールサーバー (2003.12.28掲載)

↓画像1 (side view)
↓画像2 (3L Keg)
↓画像3 (Bombe)

今回はおいしく?できあがったビールの最終通過点、ビールサーバーのご紹介です。

これの原型は四国通商という会社が販売しているクールイオと言う商品名のサーバーなのですが、基本冷却ユニット以外は自分好みに合うようまるで別物というくらい改造しました。

この製品の大きな特徴は専用のステンレス3Lの樽を使用し、本体に樽ごと収納、内蔵のペルチェ素子で冷却を行う点です。このためいつも冷却された状態にあり、中のビールも劣化しにくいと思われます。
個人消費には3Lというサイズは量が手頃で、貯蔵、取り扱いもしやすいと言うことが挙げられます。また形は小さいですが、市販の商用の樽と同じSankey Systemを採用しているため、ディスペンスヘッド等周辺器具が共通で使用できることも特徴のひとつです(私はビールの貯蔵は同sankey systemの5Galの樽を使っています)。

ビールを注ぐのは一般的には炭酸ガスの圧を利用していますが、私は炭酸ガスと窒素ガスのブレンドガスを使ってサーブするようにしています。このため炭酸ガスの刺激を調整できるので、ビールのスタイルや好みに合わせてブレンドしています。気持ち泡の肌理(きめ)も細かくなるようです。

画像1 (side view)
サーバーを横から見たところです。
もともとはプラスチック製のポットのような外形でしたが、ステンレスで箱型にしました。市販のビールサーバーよりずっとコンパクトです。改造に伴いニットク製のステンレスドラフトコックをつけました。ミラービールのステッカーが貼ってありますが、単にカッコ良かっただけで、本体とは何の関係もありません(^^ゞ

画像2 (3L Keg)
この製品の特徴の3Lのステンレス製の樽を上から見たところです。
商用の大きな樽からするとコロコロした感じで可愛いです(^^)

画像3 (Bombe)
炭酸ガスと窒素ガスのシリンダー(ボンベ)です。
シリンダーに取り付けたレギュレターの流量でブレンドガスの混合比を調整します。

鹿児島県 F様 より投稿いただきました。


●番外編「100円グッズ」 (2003.12.24掲載)

↓画像1
↓画像2
↓画像3

Home Brew 初心者です。女こどもにマニアックな工作はできないので、身近にある物を活用しています。

1)本来は書類を入れるスタッキングトレー。

穴の大きさが丁度良かったので、ひっくり返して洗ったビール瓶の水切りに使用しています。Can Do(100円ショップ)で購入。ベニヤ板で作るより安上がりです。書類入れに何故こんな穴が空いているのかは謎ですが。

2)ホース止め(吸盤式)

3)ホース止め(クリップ式)


当分はお金をかけずに頑張りたいと思います。(失敗した時の言い訳にもなるし・・・)


東京都 Lucy様 より投稿いただきました。


●ケトル風 ? 寸胴鍋の蓋 (2003.12.14掲載)

今回は、"蓋" です。
「えっ ! 煮込みの時に蓋するの ? 」・・・と言われそうですが、そうなんです、蓋をするのです。

何時もの様に仕込みをしていた時です。寸胴鍋の中で調子良く"ローリング・ボイル"状態の煮込みウォートを眺めながら、ホップに光を当てない様にって言っているけど、煮込みの時は、光、当て放題だなぁ〜。。なんて、思っていました。

勿論、蓋をしないのは、DMS(野菜を煮た匂い)の元になる、SMM(Sメチルメチオニン・・・大麦を発芽させる時に一緒に出来る)物質をDMSに変換し、そして、揮発させる為に、している措置なのですが、何とか、2つの問題を両立出来ないかな・・と考えて、ブリージングの良い、"煙突付きの蓋"を作る事にしました。

そして、折角なので、もう一工夫、施して在ります。"もう一工夫"・・とは、
皆さんの家にも、1つ位は、ホーローの鍋が在ったりしませんか? 
大体が、横に花柄やウサギの絵が書いて在って、洒落た、ガラスの蓋が付いていたりします。この鍋で、お湯を沸かすと、盛んに、蓋の内側に水滴が付いては、鍋に戻って行く様子が観察出来ます。
プロが使う、煙突付きのケトルの内部でも、煮こみ中は、やっぱり、同様の現象が起きています。・・・・・が、この、「DMS濃縮液」みたいな雫を鍋に戻してしまっては、到底、"蓋無し開放煮こみ"・・と同じとは言えません。

そこで、ドーム状の蓋の根元、全周に、ぐるりと、"雨どい"を設置して煙突から出て行く以外の結露分を全て回収する構造・・としました。
写真を撮ったのですが、鏡面仕上げ・・と、している関係で、反射して、今一、ハッキリ判りませんので、構造は、図解で示しました。
この構造の為、スカンク臭問題と煮野菜臭問題の両方に利く、グッツの完成です。(・・・と、本人は思っている)

作り方は、鍋と同じサイズのボールと、寸胴をテーブルに固定する為に在る、「キッチンポットリング」・・と言う厨房用品の組み合わせで、出来ています。ボールと煙突の繋ぎ目は、煙突よりも、二周り程小さい穴をあけて、金属製の円錐形の形をした物を差して、グイグイ・・と、ハンドプレス・・・(自動車修理工場に在る奴)・・で押して行くと、見事にクレーター状になるので、煙突の内寸と、同じサイズになるまで、押して出来あがりです。覗き穴&ホップ投入口は、小さい、"蓋付き深バット"別名、薬味入れの底を切り取った物を使い、"ハッチ"風に見せる為に蝶番を付けています。

鍋の内側に2本のパイプが設置されている写真が在りますが、これは、"ラッキングチューブ " です。ウォートを吸い上げるパイプとリターン用の2連から成ります。リターン用と言うのは、ラッキングチューブ=>チューブポンプ=>冷却コイル単体=>リターン用パイプ・・・・と、シリコンチューブで配管して使用します。

私の場合、煮込み時のアイリッシュモスを投入するタイミング辺りで、チューブポンプを作動させると、沸騰状態のウォートが上記の配管を通って鍋に戻って来ます。こうして措けば、冷却系の全てのパーツが完全に殺菌されるのです。そして、リターン用パイプは、鍋のウォートが回転する様な向きに成っていますので、チューブポンプを作動させている間は、常に"ワ−ルプール状態 " を続けます。
煮込みが終了した後5分程、続けていれば、見事な "富士山" が出来ていますので、一旦ポンプを止めて、リターン用パイプに繋いで在った、シリコンチューブをコニカルのエアーレーターに接続し、冷却コイルを遠心式チラー本体にセットすれば、今度は強力に冷やされながら、コニカルへ入って行きます。閉鎖式の冷却系全体を完全に無菌化出来る方式で、しかも、ワールプールも自動的に完了します。

以前は、この2連チューブは単品で、鍋の淵に引っ掛けて使うタイプだったのですが、これだと、鍋の蓋がずれて隙間が出来ますね、今回、雫の垂れない蓋を作った序でに、内蔵式にして、蓋が、ちゃんと閉まるように変更したのです。

一応、プロが使う"ケトル風"・・・のデザインとしましたので、煮こみ中は「ブルーマスター気分」が満喫出来るぜぃ・・・と思いましたが、良く考えて見ると、ホームブルワー・・・って、すでに、全員、ブルーマスターだったんですよね・・・

神奈川県 吉川様 より投稿いただきました。


●ヨークシャースクエア (2003.12.13掲載)

摩訶不思議な、発酵容器を作ってみました。
エールビール専用の発酵器で、発酵中に、有名な "ラウジング"・・・と、呼ばれる、沈殿したイーストをシャワーで、攪拌させる工程の在る発酵容器です。
当然、この方式ですと、攪拌と同時に空気中の酸素とも触れる事になります。普通、発酵が始まった後は、酸素厳禁・・・と言う事を考えると、かなり、風変わりな装置ですが、私自身がサミエルスミスのペールエールのファンなので、これは、是非、試して見なくては・・・と思い、製作しました。

この発酵容器に付いては、実際に北ヨークシャーに行って実物を見て来た、東京麦酒研究会の熊谷さんのレポートが、大変参考になります。興味の在る方は、是非、http://www.nbjapan.co.jp/beer/kuma.htmのレポートの方も参照して見てください。名前の由来から、動作セッティングまで、私も、熊谷さんのレポートを参考にさせて頂いています。

違いは、実物はオープンファーメンターですが、日本で、これをやると、かなりの確率でビールビネガー・・・になりそうなので、蓋付きとして、フィルターを通した空気を定期的に送っている、「擬似オープン」仕様になっています。そして、ラウジング用のインターバルタイマーを装備しています。(当然、インターバルは3時間に設定 )

そして、それとは、別に、この発酵容器には、他の可能性も持ち合わせています、・・それは、色々調べて行くうちに、ヴァイツェン等の様な物でも、この発酵容器で仕込むと、かなり良い物が出来そうな予感がしてきました。しかし、まだ、だれも試していません。合理化の追求とは、かけ離れたこの装置は今は北ヨークシャーに数カ所在るだけです、当然、バリバリに頑固な英国人しか運用していないので「ヴァイツェン ? なんで、俺達がドイツ野朗のビールを作らなくちゃいけないのだ ! 」・・・って感じで、絶対試さないでしょうから、まだ誰もやっていないのです。世界初のチャンスですね(笑)

以前は沢山設置されていたそうですが、現在は、世界でも3ヵ所しか、残っていないそうなので、私のが4番目ですね(笑)

神奈川県 吉川様 より投稿いただきました。


●MALTMILLの電動化 (2003.12.09掲載)

↓画像1
↓画像2
↓画像3
↓画像4

JSPのモルトミルです。
モルトの挽き具合が調整でき錆にも強いステンレス製のアジャスタブルローラー仕様です。
電動仕様にするためアメリカのGraingerと言うショップでモーター、プーリー等をそろえました。以前は木製の脚台に載せていましたが、強度確保のためステンレスの角パイプで脚台を作りました。純正のホッパーの容量が小さかったので、アルミ板で容量の大きいものを作りました。また事故防止のために緊急停止スイッチをつけてあります。
アメリカではプロショップなどでも使われているとのことですので、能力的には申し分ないですが、ウィートモルトなど硬いものは必ず作動させた状態でホッパーに入れないと、ローラーに噛んでしまって動かなくなることがあります。

<画像をクリックすると拡大されます>
画像1:プーリー側からみたところです。
画像2:プーリーの反対側で、緊急停止スイッチ、ローラーの間隙調整ノブがみえます。
画像3:同部拡大画像です
画像4:上から見た画像です。作動は右下に見えるスイッチで電源のon,offを行います

鹿児島県 F様 より投稿いただきました。


●keg洗浄装置 (2003.08.23掲載)

↓画像1(接続部)
↓画像2(ケグ)
↓画像3(高圧洗浄機)
↓画像4(洗浄中)

私は発酵が終ったビールはケグに移し、ケグごと冷蔵庫に入れて低温熟成させています。
めでたく完成、完飲となった暁には空になったケグがてんこ盛りになります。一回ごとに洗浄するのは面倒なので、空ケグがある程度溜まったところで洗浄を行います。
以前は毎回フィッティングを外して消毒、洗浄をしていましたが、ビール会社も毎回フィッティングを外してまでの消毒、洗浄はしておらず、労力軽減のために簡単で有用な洗浄システムを構築して使うようになりました。内容は洗浄用のディスペンスヘッド(Micro matick 純正、アメリカのショップから輸入)に、高圧洗浄機に接続する温水の回路と、水をパージ(追出す)するための炭酸ガスの供給回路付けた水道用切換えコックからなっています。
ちなみに画像1が接続部で、周囲にトグロを巻いて見えるのはカーボーイを洗浄する時に便利なパイプ洗浄用ホースです(ケグ洗浄の時は使いません)とにかく水が飛び散りますので、バスルームを使って行います。

画像2はバスタブの中に入れたケグです。国産某メーカーの3Lケグと輸入した5Galのケグで、これらは正規購入品です。私はコーネリアスケグでなくSankey system のこれらのケグを使って、発酵からろ過、充填までを行っています。

画像3は高圧洗浄機と炭酸ガスボンベです。高圧洗浄機で温水(75℃)を逆さまにしたケグ(画像4)に圧送し、内部を洗浄、温水による殺菌を行います。内部に貯まった温水はコックを切り換え炭酸ガスを圧入し、この圧で追出します。保管しておくときはケグにキャップをして、炭酸ガスの内圧を保持し、洗浄月日を記載したラベルを付けて保管します。

このシステムで洗除してビールの腐敗がないのは勿論、余計なフレーバーも付かないので、いまのところ上手く言っているように思います。ただし、数回使用後はフィッティングを外してケグを開放し、専用の洗浄剤、消毒剤で完全を期します。これで楽になったとは言え、ビール造りの人知れない重労働部門の一つです(^^ゞ


鹿児島県 F様 より投稿いただきました。


●シリンドロコニカルファーメンター自作の提案 (2003.08.06掲載)

神奈川県 吉川様、鹿児島県 F様より、シリンドロコニカル(円錐+円柱型の)ファーメンター(=ユニタンク)の本体部分に使えるステンレスホッパーを扱っているホームページを教えていただきました。脚部あるいは台座と蓋を自作すれば簡単に理想的なコニカルファーメンターが低予算で完成しそうです。

発酵前のTrub抜きから、ケグ詰めまで、一つの容器で賄える素晴らしい発酵容器です。
ぜひ自作してみてください。

写真上:
水に感謝!!水回りの万国博覧会 (http://homepage1.nifty.com/shincoo/index.html) の下の
厨房用品G-5 (ステンレススチールホッパー) (http://homepage3.nifty.com/shincoo3/2t685.htm)

・25Lサイズ\12720/40Lサイズ\15660
・円錐部角度がやや浅いようですので、(見たところ45°でしょうか?)イーストが斜面に残るかもしれません。
 (ただ、この場合でも容器下部を木片等で叩けば滑ってくれると思われます。また、高さが低くなるので扱いが楽です)

写真下:
Toledo Metal Spinning Company(U.S.A) (http://www.toledometalspinning.com/) の下の
304 Stainless Steel Conical Hoppers

・6.4gallonサイズ$124/10.5gallonサイズ$167
・円錐部角度は60°ですので、イーストの滑りは十分です。

相澤のコメント(思いつくまま書いてみます)
・ホッパー部高さは、ウォートをケトルから移す際は低い位置、ケグに移す際は高い位置が楽です。
 従って、可変できると良いですね。
・脚は溶接しないほうが扱いが楽です。例えば木製の箱に持ち手を付けた形状が良いように思います。
・蓋を透明アクリル板で作ると発酵の様子が見えて良いです。密閉可能な固定方法が課題。
・コニカルファーメンターは冷却が面倒ですが、ペルチエ素子の冷却ユニットを本体側面に固定、周囲を断熱材で覆う方法でどうでしょうか。
・容器最下部には太めのシリコンチューブを固定しておく方法が簡単かつ、澱の様子が見えて良いと思います。

コメントや提案をぜひお寄せください。追加掲載させていただきます。

(2003.08.08 追加掲載)
鹿児島県 F様より 冷却に関してコメントをいただきました。
ここから===
わたしのコニカルはお知らせしました通り、ペルチェ素子で冷却する方式ですが、夏場はこれだけでは冷やし切れないので、クーラーを入れっぱなしにした部屋(玄関)に置いています。ところが最近になって大変なことになっていることがわかりました。結露で壁の石膏ボードがボロボロ。所々カビが青黒い斑状に出現しても来ています(;_;) しかも、ペルチェは頻繁に監視していないと、すぐにトラブルので、ある程度の電気知識と予備の素子が必要で、余り優れた方法とは言えないように思えてきました。今考えているのは、ウォータージャケット式で、オークションなどでもでているビールサーバーで不凍液を冷やし、コレをコニカルの周りに銅管でも巻きつけて循環させようかと思っています。これだと吸熱カロリーの大きなサーバーだと、コニカルの数だけポンプを設置すれば、案外ローコストでいけるかもしれません。日本製のポンプの信頼性は優れた物がありますので..
===ここまで。
ありがとうございました。ラガーでなければ銅管を発酵容器内において管内に水を流しっ放しにするのが手っ取り早いでしょうか。


●Buon Vino社の Semi-industrial 10 Pads filter(2003.07.05掲載)

Buon Vino社の Semi-industrial 10 Pads filter です。

写真をクリックすると拡大されます

もともとは圧力ゲージ周りがプラスティック製で出来ていて、安っぽかったのと清掃性を考慮して、コレに合うよう金属部品を加工して取り付けました。画像は一応のデモンストレーションのため接続はしてありますが、フィルターパッドは装着していません (白く見える部分にフィルターパッドを10枚挟みこんで、本体後方のハンドルで締付けて使います) これだと完全に酵母をろ過しきってしまいますので、クリアーさは完璧ですが、酵母が健康に良い、と言うことは言えなくなってしまいました(~_~)また、本来の手造りビールがどんどん機械化して、製造コストも嵩んできたのも皮肉な話です(涙)

鹿児島県 F様 より投稿いただきました。


●RIMS用全自動コントローラー(2003.01.01掲載)
    

写真をクリックすると拡大されます


何度も掲載させて頂いた、この装置ですが、これで一応の最終仕様となります、全自動制御のコントローラー仕様となりました。
全自動の必要は全く無かったのですが、ある日、自分の仕込みスタイルを機械に真似させたら、どんな感じの装置になるかな・・・なんて考えていたら以外と簡単に作れそうな事が判り、こうなると、用も無いのに作って見たくなってしまいました。

麦芽をマッシュタンに入れたら、スタートボタンを押すだけで、後は、一切、手を触れずにオールグレインマッシングの工程、全部を全自動で、やってくれます。各ステップの温度や時間は勿論、希望するマッシュのPHまで指定できます。時間がくれば、煮込み鍋に蒸発分も含めた、麦汁が出来上がっていますので、自分はコンロに火を付けるだけ・・・って、言う呆れた横着ぶりです。

全自動・・・と、なれば現在はPLC(プログラマル・ロジックコントローラー・・・通称シーケンサー)が、全盛ですが、本機では、使用していません・・・と、言うより、必要在りませんでした。通常、PLCを使った装置でも、細かい設定変更を一々プログラムを書き換えていては、能率が悪い為外部設定器を設置して、微調整をしていますが、本機でも、少数・多品種製造・・・と言うホームブルー用の装置ですから、仕込みに関する、すべての設定の調整が出来る様に、数多くの外部設定器が付いています。
これだけ在れば、これらを繋ぎ合せるだけで、関単にシーケンス回路が組めてしまいます。ですから、わざわざPLCを付ける必要が在りませんでした。(PLCを使えば配線の数が減る・・と言う効果は在ります)

本機の構成そのものは、イベント入力付き温調器を核として、各種タイマーとリレーで、構成される、オーソドックスなコントローラーです。

詳細はアシッドレストコントロール用のPHコントローラー・イベント入力付温度調節機・通常の温度調節機2種(グレインベット用・スパージウォーター用)・各種タイマーおよび電磁弁・液面制御用フロートレススイッチ2種・各種リレー・自動/手動切り替えスイッチ類・薬注電磁ポンプ・から成ります。
これらを、30Cm四方奥行き15Cmの配電盤に組み込みます。もう、ギッシリ・・って感じで、自分でも、呆れています。

動作をチョット説明しますと、
麦芽を入れてスイッチを入れると、まず、PHコントローラーが測定を始め、PHが設定より高いと信号を出します。出した先には、タイマー=>イベント入力付温度調節機・・・・のラインと、間欠タイマー=>カウンター=>薬注電磁ポンプ(乳酸)・・・・のライン等、予め、モードを5種類選べるPH調整に入ります。
5種類の内には、どうしてもPHが合わない時用の"諦めモード"って言うのも搭載しています。

5種類のモードの詳細は
@無制限モード・・・・ひたすら、35℃で保温を続け、PHの降下を待つモードです。何も添加しない・・と言う面では良いのですが、時間が掛かります。
A時限モード・・・・設定した、時間までは待つが、それでも駄目だった場合、諦めて先(プロテインレスト)へ進む・・・ってモードです。(諦めモード 1 )
B薬注モード・・・乳酸の原液(普通は88%の水溶液)をさらに100倍に薄めた物を添加するモードです。連続的に入れ続ける訳には行かないので、インターバルタイマーで、6秒間噴射したら、2分間待って、様子を見る・・と言う動作をする様にしています。そして、カウンターで噴射回数を記録して、設定PHまで、どれ位の量が入ったか、記録されます。
C回数指定薬注モード・・・噴射回数を予めカウンターに指定しておき、回数に達したら例え、設定PHまで達していなくても、諦めて、先(プロテインレスト)へ進む・・・ってモードです。(諦めモード 2 )
D複合モード・・・設定した、時間までは待ってもPHが降下していない時に指定回数だけ、薬注して、PHを合わせるモードです。

以上の5モードをセレクトスイッチにて、選択しておいて、スタートスイッチ "ポン"です。

設定したPHになると、"イベント"と言う形で温度調節機へ信号が流れます、すると温度調節機はアシッドレスト用の温度から、今度はプロテインレスト用の温度に自動的に設定をシフトします。すると、強加熱用の蒸気が出てプロテインレスト用の温度まで自動的に温度は上がりプロテインレスト用のタイマーがカウントダウンを始め・・・・と、言った感じで、糖化・マッシュアウト・スパージングまで、同じ様な動作で行ったあと自動停止して待機・・・・。
・・となります。スパージングやロータリングの終了感知に各レベルセンサーが作動してポンプの空転を防ぎます。
スイッチを押してから、ここまで完全全自動です。

写真について・・・
コントローラーの外見を見ると各ステップのタイムやアシッドレストのモードが色々選択出来る事が判ると思います。
コントローラー内部は見た通りで、PLCは無く、各種リレーで、タイマーや他の設定器を切り替えているのが判ります、左上に在る、デジタルとアナログの2つのタイマーは、デジタルがサーキュレーションタイミング用で、アナログは薬注ポンプのインターバル用です。
サーキュレーションタイミングと言うのは、RIMSの場合、麦芽層の温度の均一化・・・と言う点では、循環が、ある程度在った方が良いのですが、このままでは、何時までも濁りが取れませんので、途中から少し循環を弱くして、濁り取りをするのですが、このタイマーは、その時期を決めている物です。(コントローラー外見の"強循環"と"低循環"は、この動作を知らせる物) もう一つの薬注インターバル用と言うのは、普通、石膏や乳酸をドバドバ・・・とは、入れませんね、少し入れては、かき回し、様子を見てから、足りなければ、また、少し入れる・・・と、皆さんもしている筈です、このタイマーは、この動作をしている物です、一応、6秒噴射して、2分様子を見る・・・と言う設定にしていますが、勿論、自在に変更可能です。
内部写真の下の方の箱状の物2つは、レベルセンサーで、仕込み水の自動計量・スパージング・スパージングポンプの制御・全作業終了感知・の動作をしています。
他の写真は、薬注ポンプ(アクリルブロック状の物) 右隣のガラス容器はPHセンサーの測定容器です、なぜ、PHセンサーを配管の途中に設置せずに、別容器にしているかと言うと、普通PHセンサーのガラス電極は、耐熱仕様でも無い限り、熱に弱く、糖化温度位の温度で壊れてしまうので、アシッドレストの時だけ、サンプルが循環し、プロテインレストへ移行する前に配管を電磁弁が遮断して、その後の温度から、センサーを保護しています。
別の写真に強循環と低循環と釜送り用の3連電磁弁が写っていますが、その下の小さな電磁弁が、この遮断用の物です。

大体、こんな感じなんですが、毎度、呆れて笑えるでしょう ?
今年も宜しくお願い致します。

神奈川県 吉川様 より投稿いただきました。


●冷蔵庫(冷凍庫)の導入(2002.09.04掲載)

5月についに冷蔵庫(冷凍庫)購入しました。
3ガロンケグ×2もしくは3ガロンカーボイ×1収容で探しました。
冷凍庫の庫内寸法については、メーカーに連絡して担当者につないでもらうと、大抵、機器の承認図(詳細な寸法や商品の仕様の記載あり)をファックスで送ってくれますので、その大きさと、手持ちの器具の大きさをCADで入力し入るか、入らないかの検討をしました。(結構ビミョーな検討しました)
基本的に、ふつうの冷蔵庫ほど静かなものではないです。冷凍庫本体の足に防震ゴムなど敷くと多少は静かになります。ケグを入れてビールを冷やす場合は目的の温度に設定して冷却すればよいのですが、発酵させるときは、設定温度が若ビールの温度ではないので、注意が必要でした。
発酵容器を冷凍庫の壁面、床面に直接付けると若ビールの温度が、かなり冷えるので注意が必要でした。
できあがったビールは、今まで室温で発酵したものとは比べものにならないくらいおいしかったです。
そして、やはり、発酵用と冷蔵用の2台ほしくなってきました(^^;

検討したのは、
三ツ星貿易
http://www.mitsuboshi-boeki.co.jp/basej1.html
日本ゼネラル・アプラィアンス
http://www.jgap.co.jp/
http://www.jgap.co.jp/freezer.html
松下電器
http://prodb.matsushita.co.jp/products/national/freeze/0001110.html
フリーCAD
http://www.jwcad.net/

東京都 T様からいただいたメールを掲載させていただきました。

当店より>>
CADを早速ダウンロードしました。優秀なCADです。ありがとうございました。
浅い容器に水を入れ、発酵容器を水に浸けます。サーモスタットのセンサをこの水に浸けると、ビールの温度≒センサ検知温度となります。


●IH_RIMS II? (2002.09.01掲載)

以前、このコーナーに載せて頂いた、この装置も使い始めて1年になります、その間、大量の麦汁を安定して作り続けてくれましたが、使いながら、"あれば便利だなぁ・・"と言う機能を追加して行ったら現在の形になりました。

追加された部分は
@大型の台車に装置一式セットされた状態になり常設仕様になりました。
A常設仕様の為、水道配管の設置が可能になり、仕込み水の自動計量給水機能及び残留塩素除去装置が付きました。他にも、水道直結の配管洗浄ラインがついて、お掃除・後片付けが簡単になりました。
B仕込み水を沸かす際、マッシュインの温度になると、アラームで知らせる機能が付きました。
C加熱・保温だけで無く冷却機能が付き、マッシュイン時に温度が合わない時(設定より高温側にずれた時)加水せずにマッシュの温度を下げる機能が追加されました。
D強加熱用に蒸気ボイラの採用で焦げ付きの心配無く、短時間で温度を上げることも可能になっています。

・・・と、なりました。何だか、何でも有りのデコレーションケーキ状態になったような気も
していますが、便利にはなりました。^_^;


@に付いては毎回セットする必要が無くなったので、仕込みを始める際や後片付けがとても簡単ですね。

Aは元々この装置には自動スパージング用にレベルセンサーが付いていましたので、これを利用しての仕込み水の計量をしています。巨大な塩素抜きには3Kgの活性炭が入っていますが(家庭用浄水機の10倍以上の量)浄水機と言う物は水量によって塩素濃度が変る物なので出来れば、ゆっくり水を流した方が良いのですが、12リットルとか18リットルなど貯めるのには結構時間がかかります、見張っているのが、面倒なので、付けた機能です。ちなみに3Kgの活性炭を潜らせると0.7ppmの塩素が0.1ppm以下になりました。2Kgの時では0.25ppmでしたから(私の物で)活性炭の量が少ない蛇口に付けるタイプの浄水機って、どれ位の効果が在るか怪しいですね。

Bに付いては、このRIMSはヒーター類を制御する温調機とは別にグレインベット用の温度計が付いていましたが、これを温調機に変更にしました、理由は、只の温度計と違って色々信号が出せるので、湧き上がりお知らせブザーなどに利用出来るからです。

Cは折角、麦芽1Kg当り2.5リットル湯・・・等と計量しているのに温度が合わない・・と、水を加えて下げたりするのが残念だったので、全く加水無しに温度を上げ下げ出来たら便利だなぁ・・と思い付けました。幸いにも湯煎式加熱コイルでしたので、ここに水を流せばウォートチラー状態になりますので簡単に機能追加出来ました。性能は30秒間、水を通すと8ガロン用のマッシュ(6.2Kgの麦芽+18リットルの湯)が7℃も下がってしまう程強力でした。

Dに付いては、普通、蒸気ボイラーは一番小さい物でも、蒸気発生量が毎時50Kg/h以上の物から上の物ばかりで、個人が遊びに使えるサイズが少ないのですが、探せば在る物です、クリーニング業界用として、かなり小さい物が存在している事が判りました。
このボイラは直本工業製GBS27/NR-27API ・・・・・と言うモデルで、プロパンガス仕様です。
蒸気発生量・・毎時 9Kg/h蓄湯量 27Lバーナー出力 9KW常用蒸気圧力 0.12Mp・・・と言うチビな仕様ですが、これでも結構強力に加熱出来ますね、使った感じでは7KWクラスの電気ヒーターとほぼ同等の加熱力と言った感じでした。蒸気を採用した時点で、IHは無くても加熱も保温も出来るのですが、IHは非常に微妙な火加減が可能ですので、併用しています。


大体こんな所なんですが、やりすぎだったでしょうか ?


神奈川県 吉川様 より投稿いただきました。
全景 (画像クリックで拡大表示)
Rims配管
Rims加熱コイル
Rimsレベルセンサ
塩素フィルタ



●コロナミルの電動化 (2002.08.31掲載)

コロナミルは簡単に電動化できます。

当店では過去にこの方法で粉砕していましたが、その具体例をご紹介いたします。

必要なもの
1)ボルト、ナット:コロナミルのハンドル固定ネジの穴にフィットするサイズ(インチネジです)。長さ30mm程度に頭の六角部分を金鋸で切り落とします。

2)電動ドライバー:比較的トルクの強いものでないと回りません。

取り付けかた
ハンドルを固定しているネジとハンドルを取り外し、ボルトをナットでコロナミルの軸に固定します。(写真中)

軸に固定したボルトに、そのままドライバーを取り付けます。ネジ山はそのままで構いません。最初のうちはすぐに緩んできますので、頻繁に締め付けます。徐々にネジ山が潰れてきて、緩みにくくなります。

アドバンストブルーイング 相澤が掲載しました。

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